今回はChatGPTで画像を生成する機能が実装されていることに気が付いたので、ちょっと遊んでみたことを記事にしてみます。
うまく使えば良いイラストを作成できるかもしれません。
画像生成AIは少し前までは発展途上で顔をきちんと描けなかったりして、使い勝手が悪かったのですが、今回試しに作成した画像に関しては普通に誰かが描いたようなクオリティの高い画像が生成されました。
ChatGPTで画像を生成するためにはどのように指示したらいいか?
ChatGPTに画像を生成してもらいたい場合、ChatGPTに日本語で指示をすることで、画像を作成してもらえます。
例えば、次のように指示を行います。
可愛い子犬と子猫が外で遊んでいる様子を2Dアニメーション形式で作成してください
すると、しばらく時間が経った後、画像が表示されました。
そして、ChatGPTからコメントが英語で返ってきました。
Here is an image of a cute puppy and kitten playing together outdoors in a 2D animation style. I hope it caputures the playful and cheerful mood you wanted! Let me know if you'd like any adjustments.
可愛い子犬と子猫が外で遊んでいる2Dアニメーション形式の画像です。
ご希望の通り、遊び心があり陽気な雰囲気が表現できれば幸いです。
何か調整が必要でがあればお知らせください(上記英語文の訳)。
このコメントは2024年9月末に改めて画像生成を行ってみると日本語のメッセージが返ってくるようになっていました。
なので、英語アレルギーの人でも問題なく画像生成AIの機能を利用することが出来るようになりました。
実際に生成された画像に修正をかけてみた事例
今度は、次のような文章をChatGPTに打ち込んで、画像を生成してみました。
うさぎとキツネが森でかけっこをしている様子を2Dアニメーション形式で作成してください
すると、次のような画像が表示されました。
うさぎとキツネが二足歩行でかけっこをしているなかなかかわいいイラストです。
そして、次に絵の雰囲気はそのままにこのうさぎの色をピンクにすることが出来ないか確認するため、次のようにChatGPTに打ち込んでみました。
うさぎの色をピンクにしてください
すると、次のような画像が表示されました。
確かにうさぎはピンクになっていますが、ちょっと様子が変わってしまいました。
走っている方向が反対側になり、キツネが4足歩行で走り出しました。
この問題を解決するにはもう少し具体的な指示が必要であったかなと思います。
例えば、「画像の雰囲気はそのままでうさぎをピンク色にして下さい」などにすると、そのままピンクにしてくれた可能性があります。
ChatGPTで画像生成AIを使ってみて思ったこと
ChatGPTで画像生成を行ってみたのですが、いくつか気になった点があったので話してみたいと思います。
まず、画像が洋風であることですね。
ChatGPTの開発会社が海外の会社なので、アメリカやヨーロッパの人が描くイラストの画風で、日本人、中国人、韓国人などの東アジア系の絵師の描くイラストの雰囲気は出せていないですね(有料版では日本人の画風に近いものが作れたりするようですが)。
ただ、画像にクセがなく、綺麗にまとまった画像を生成してくれていると感じました。
ChatGPTのAI機能は日々進化していますので、今後言語認識をして、言語の地域に合った画風にイラストを描いてくれる日がもしかしたら来るかもしれません。
そうなると、尚更画像生成AIの機能を使うメリットが大きくなりますね。
そして、一番気になったのが、無料のChatGPTだと1日に2枚までしか画像を生成できない点です。
それだけでも十分使えますが、1枚の画像を1度修正をお願いするとそこで終わってしまいます。
そして、最初の画像を作成して20~24時間くらい経過すると再び画像生成が使えるようになります。
画像生成の機能が使えない状態でも通常の文字による質問は問題なく使えますので、通常のChatGPTの機能は制限はかからず、画像生成の機能だけ制限がかかるといった感じです。
画像生成AIは有料のものも多いため、1日2枚まででも無料で生成してくれるだけでもありがたいと言った感じです。
ChatGPTが生成してくれる画像は無難な画像という感じなので、自分で描く絵とChatGPTの画像生成AIが描く絵は今のところは差別化が図れているかなと思います。
だだ、「〇〇さんの画風で、××の絵を描いてください」が普通に画像生成AIに認識されるようになったら、それはそれでオリジナルの方が差別化のための工夫をしなければいけなくなるかなと思いますが、当分の間は大丈夫でしょう。
声の生成AIと同じで、イラストを描く人の画風を真似して画像生成AIがイラストを生成するようになれば、そこで権利上の問題が発生する可能性があるため、そこまで画像生成AIが成長して欲しくないという思いはあります。
今の段階ではChatGPTの画像生成AIの機能は手軽にイラストを生成できる便利な機能であるため、個人で楽しむレベルであれば問題ないです。
ただ、上記のように実際に存在する絵師さんやイラストレーターの方の画風を真似した画像が生成できるようになったら、生成された画像を一般公開する際に注意が必要になってきます。
この点に注意すれば普通に便利な機能なので、積極的にChatGPTで画像生成AIを使って、どんな画像が生成されるか試しているといいでしょう。
今回の記事はここまでとなります。
また次の記事でお会いしましょう。